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*過去の回想―アークティカ城*


城下が一望出来るテラス

コルドバード: ――お前たちッ!
そこにいたのかッ!?

騎士団長が二人を見とめ歩み寄る

コルドバード: 騎士叙勲式を途中で抜け出すとは、
いったいどういうつもりだッ!?
エルミナッ! ギャレットッ!
懲罰はおろか、
除名も覚悟の上だろうなッ!?

ギャレット: …うるさいおっさんに見つかってしまったか…

ギャレットの鳩尾に一発入れつつ

コルドバード: 『おっさん』ではない。
今日からはお前の上司、
騎士団長のコルドバードだ。

エルミナ: 団長…
ギャレットをここに連れてきたのはあたしです。
懲罰は、あたしひとりにお願いします。

コルドバード: まったくエルミナも、エルミナだ…
しかし、この寒空の下、
またなんだってこんなところに…?

エルミナ: ここからは、
城下の町並みを一望できます。
騎士たる者、腕をみがく以前に、
身命をかけて守るべき何かを見つけなくては、
いつまでも半人前のままといえましょう。
遠く、広く、城下を見渡せば、
ギャレットにとって守るべき大切なモノも、
見つかるのではないかと思いまして…

ギャレット: 大切なモノ?
それくらい、俺にだってあるさ。
――そうだな…
いいオンナのためだったら、
とっておきの勇気をみせてやるぜッ!
――な、エルミナッ!

エルミナ: あんたのとっておきとやら…
いつか見せてもらえるなら、
期待ぐらいはさせてもらうよ。

コルドバード: そうだ。
騎士にとって大切なのは、
守るべき大切なモノを見つけることなのだ。
我らフェンリルナイツの七人が、
守りの象徴たる騎士の武具に、
なぞらえられている意味はそこにある。
私が守りの要たる『アーマー』であり、
副長のライアンは『シールド』である。
そして、迎撃の任につくエルミナは――

エルミナ: あたしは『ソード』…
最近では『斬り姫』の方が、
通りがよくなってしまったけどね。

ギャレット: ならよ、俺は?
晴れて騎士団の一員になった俺は、
いったいなんて呼ばれるんだ?

コルドバード: ギャレット…
お前は『篭手ヴァンブレイス』だ。

ギャレット: …俺、『篭手ヴァンブレイス』っスかぁ?
何かこう、もっとピリっとしたのを希望したいぜ。

コルドバード: 迎撃の任に就く『ソード』は、
侵略から身を守るための牙といえよう…
対してお前は、『ソード』を扱う腕…
すなわちエルミナを守るための『篭手ヴァンブレイス』なのだ。
――『篭手ヴァンブレイス』では不服か?

ギャレット: へへへ、そうか…
篭手ヴァンブレイス』にはそういう意味があるのか…
ハハッ、ハハハ…、不服なものかいッ!
いいぜ、まかせてくれよ。
守ってやるぜッ!
大切なモノ、みんなまとめてなッ!

マルコ: そいつは頼もしいねえ、新入り君。
俺ッちも守ってもらえたりするのかな?

振り返るとフェンリルナイツの面々が…

コルドバード: …お、お前たちまで…
なんということだ。
フェンリルナイツが揃って式典逃亡とは…

カーツ: 王弟殿下の
ありがたい訓辞が始まったところです。
抜け出したくなる気持ちを察してください。

ライアン: 固い話はなしですよ。
団長だって、
ギャレットを捜す口実で抜け出したクチでしょう?

エルミナ: 団長の負けのようですね。
後日、この件が問題となりましたら、
事態の収拾をよしなに。

ライアン: 僕は副長を務めるライアン。
これからもよろしく頼む。
…彼は『ヘルム』のアスピリージャ。
寡黙な男だが、
戦場での彼の技量は誰よりも雄弁だ。

マルコ: 俺ッちはマルコ。
具足グリーブ』のマルコだッ!
お前さんは、や〜っとできた俺ッちの後輩なんでね…
た〜ッぷり可愛がってやらないとなッ!

カーツ: ランス』こと、カーツ・バロウズ。
君とは、いいライバルになれそうだな。

ギャレット: …俺は…、俺はッ、
ギャレット・スタンピードッ!!
今日からフェンリルナイツだッ!!

コルドバード: よしッ、挨拶も済んだのだ。
これより組み手形式の訓練を行うぞッ!

マルコ: う〜わッ。造反有理って言葉知ってますかッ!?
愛されない上司への道を
何も好き好んで進むこともないでしょうに…

ライアン: …団長、今日は騎士叙勲式。
何もこのような日に、訓練を行わなくとも…

コルドバード: お前たちの所為で、
後日の言い訳をつくるハメになったのだろうがッ!

エルミナ: 最後は
団長の方が一枚上手というオチがついたな。
…せいぜい、お偉方の目に留まるよう、
一生懸命やるとしましょうか…

風景が遠ざかって行き、ザックが目覚める

ザック: ………
……
…ロディ…、…姫さん…
…なんだよ…
…ハンペンまで、そんな顔して…

ハンペン: なんだよじゃないよッ!
ムチャしてくれたと思ったら、
今度は倒れたままで…
うすらデカイ図体を、
ここまで担いでくるの、
大変だったんだぞッ!

言われて辺りを見回すザック

セシリア: ここは、アーデルハイド城です。
何も心配いりません。

ザック: …すまないな…
ハンペンの言う通り、
長い脚を運ぶには骨が折れたろうな…
…もう、ずっと以前のことを思い出していた。
………
……
…いつのまにか、忘れていた…
復讐という目的に、
何もかもが塗りつぶされてしまっていたんだ…
………
…俺の為すべき務めは、復讐なんかじゃない…
あいつを守ることなんだ…
俺は、本当の意味で『篭手ヴァンブレイス』となるため、
それまでの自分を過去に棄てたんだ…
姫さんが、アーデルハイドの王族と言い出せなかったこと…
俺には責める資格なんてありはしなかったんだよ…
…俺は…
ずっと言えなかった、
本当の俺の名は――…

セシリア: ――あなたは…
ザック・ヴァン・ヴレイス。
…大切な仲間、それが本当のあなたです。

ハンペン: オイラたち、仲間なんだよ。
これで充分じゃないか。
仲間だから、オイラは何も聞かないよ。

ザック: …仲間なんだよな…
守られて、この絆…
こんなにたしかと感じられるんだな…
………
…ロディ、姫さん…
ハンペン…、仲間として頼みがある。
聞いてくれないか?
雪のアークティカ領に…
山岳に囲まれた廃城がある。
そこに――…
アークティカ城に、
俺を待って、あいつがいるはずだ。
…わかるんだ…
そこは、俺とあいつが最後に逢って、
過去の俺たちを棄てた地なんだ…
俺たちのこれまでを終わらせて、
これからを始めていくには、
アークティカ城しかないんだ…ッ!!
………
……
今度こそ、俺はあいつを守ってみせる…ッ!
…これ以上、罪に黒く…
血に赤く染めないために…ッ!!

セシリア: …もう、復讐に、
剣が振るわれることはないのですね?

ザック: ああ、忘れていたぜ…
…大切なモノを守るための剣…
それが俺たちの剣だったんだ。

ハンペン: ――行こうッ、アークティカ城にッ!
あぁーもっとナイツ時代の事を知りたい!エルミナの肩に手を回して叩かれるギャレットが不憫だw
そしてギャレットに鳩尾一発入れる団長に萌え〜wやっぱりカーツのライバル宣言はエルミナを巡ってだトカ言って良いですか?w
サンドリバーの猿ってアメディオだったのね…Fで初めて分かったよ!(遅すぎ)
しかし姫もハンペンもザックが言おうとしてるのに聞かないってのも酷いよな
2でもブラットが同じ目にあってたけどWAってそういう所多いなw
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